私は15年、ペインクリニックの勉強に力を注いできました。慢性的な痛みを緩和すれば、行動範囲が広がり、気持ちも明るくなり、健康的に暮らせるようになります。体の中に「痛み」があると、仕事や趣味など、自分がやりたいことではなく、抱えている痛みにあわせて選ぶ生活になってしまいます。これが「自分」中心の生活ではなく、「痛み」中心の生活です。「痛み」を我慢することは健康をますます悪化させるだけなのです。

この「痛み」中心の生活から「自分」中心の生活に変えていくために必ず必要となるのが、運動療法なのです。
しかし闇雲に運動をすればいいのではなく、そこには医学知識、医学に基づいた運動療法が求められます。これが最も大切なポイントとなります。
クリニックで色々な年代の痛みを抱えている患者様を診察していると、もっと前の段階で体のバランスを整えていればとか、筋力トレーニングをしていれば予防できていたのにと思うことが多く、この「HUB」を立ち上げました。

スポーツに青春を捧げている若者に、正しいトレーニング方法を知ってほしい。ゴルフやマラソンその他の運動を趣味にしている大人に、より長く趣味を楽しんでもらいたい。腰痛や膝の痛みを抱えている壮年期の方に、関節が変形していく前に体のメインテナンスをして予防してもらいたいと願っています。