運動量が減ると痛みが増える!?
トレーニングについて
ご閲覧いただき、ありがとうございます。
私は、静岡県浜松市にあります寺田痛みのクリニックに勤務している理学療法士の佐久間です。
普段、肩や腰などに痛みを抱えている方のリハビリや、医学に基づいたトレーニングジムHUBにて各々の目標にあわせたパーソナルトレーニングを担当しております。
当院の理学療法士は、聖隷クリストファー大学大学院にて『痛みと運動療法に関する研究』を行う痛みの理学療法の専門家です。このブログでは、痛みと運動の関係について分かりやすくお伝えしています。
今回は、運動量が減ることによって痛みが増えることに繋がるという話題です。
以前、「痛い」という事が「安静にする」という行動を選択しやすくなってしまうという内容について掲載させていただきました。
詳細はこちら
URL→痛みで自分の行動が変わる!? | 浜松市の医学に基づいたスポーツジム | HUB (hub-gym.com)
「過度な安静をとる」ということは、言い換えると「運動量が減る」ということではないでしょうか?
さて、この「運動量が減る」ということが、なぜ「痛みを増やす」ことに繋がるのかをお話ししたいと思います。
身近なところで例えると・・・
・デスクワークなど長時間同じ姿勢でいると首や肩、腰に痛みがでませんか?
・休日に、お昼までずっと寝ていると腰が痛くなりませんか?
また、骨折などでケガをして長期間のギプス固定を経験されたことがある方は、ギプス固定を取った後に始めて骨折部を動かすと表面の皮膚や筋肉が痛かったことはありませんか?
動いていない関節や周囲の筋肉が硬くなると、痛みを出す物質が身体の中で生成されます。
また、硬くなってしまった関節周囲では、痛みの閾値(刺激を痛みと感じるところ)が下がることが明らかになっています。
これは、「身体を動かさない」=「痛みを増やす」ということです。
「痛みの閾値」について詳しく知りたい方は下記URLより、どうぞ!
URL→あなたは痛みに強い人ですか?弱い人ですか? | 浜松市の医学に基づいたスポーツジム | HUB (hub-gym.com)
この状態が、長期的に続くことで「身体を動かさない」=「運動量が減る」=「痛みを増やす」という構図が成り立ってきます。
他にも「運動量が減る」ということは、身体を支える骨や筋肉が減少しやすくなってしまい、元々は痛くなかった膝や腰まで痛くなったり、転倒などでケガをしやすい身体になってしまうおそれがあります。
もちろん、自信の身体にあった適切な量での運動を行うことが、重要です。
無理な運動や、オーバーワークは逆に身体を痛めてしまう結果になることもあります。
当院では、あなたに寄り添い、身体の状態に合った無理のない運動をご提案させていただきたいと思います。
やる気はあるけど、何をしたら良いかわからない、そんな方を是非サポートさせてください!