スポーツ選手でよく起こる腰痛『腰椎分離症』
トレーニングについて
浜松市にあります寺田痛みのクリニックに勤務しています理学療法士の喜納です。
私は普段、肩や腰に痛みを抱えている方のリハビリや、
医学に基づいたトレーニングジムHUBにて
一人一人の目標にあわせたパーソナルトレーニングを担当しております。
当院の理学療法士は、
聖隷クリストファー大学大学院にて
『痛みと運動療法に関する研究』を行う運動療法の専門家です。
このブログでは、痛みと運動の関係について分かりやすくお伝えしています。
今回は、スポーツ選手にも多い腰痛の一つである
腰椎分離症(ようついぶんりしょう)についてをお話しします。
腰痛の中でも、繰り返される運動によって起こりやすい病気で、
腰椎の椎間関節という場所の疲労骨折です。
疲労骨折を理解するのにわかりやすい例が、
ハリガネを何度も折り曲げると、ある時ポキっと折れますよね!
この繰り返される運動によって、骨が折れることを疲労骨折といいます。
体操や新体操、ゴルフ、テニス、サッカーなどの競技でよく起こる腰痛で
元体操日本代表の田中理恵さん、サッカー日本代表の長友佑都さんも腰椎分離症で悩んでいました。
レントゲンなどで腰椎分離症が確認されたら、
1~2カ月ほど、コルセットを装着して運動を制限しなくてはならなくなります。
大会前が近づく重要な時期に、腰痛にならないためにも、
分離症を予防する基礎知識を知っておきましょう!
上の競技で共通しているのが、腰を反りながら捻る動きです。
実は、腰椎分離症が起こる関節は、
腰椎の4番目・5番目の関節とほぼ決まっています。
それは、腰を反りながら捻る動きをしたときに
腰椎の4番・5番目の椎間関節に負担が大きくかかるからです。
腰椎は、前後に腰を曲げたり反ったりする動きは得意なのですが、
左右に捻じる回旋の動きが苦手なんです。
腰を反ると椎間関節は、カチッとロックされ関節の遊びがなくなります。
関節がロックした状態で、苦手な回旋の動きが入ると、
椎間関節に大きな圧縮,せん断ストレスがかかります。
関節の炎症が起こると、筋肉の痛みに加えて、神経領域の痛みも引き起こすので、
お尻や太もも、膝裏からふくらはぎにかけての痛みが、腰椎分離症の初期にはみられることがあります。
だから、はじめは椎間板ヘルニアと誤って診断をされることもあるんです。
椎間板ヘルニアと腰椎分離症のリハビリは、全く違うので注意が必要ですね!
そのためにも、信用できる医療機関で正しい診断を受けることが、早く回復する近道です。
腰椎分離症は回復するまでに時間はかかりますが、
予後は良く、またスポーツもできるようになります。
ただ腰を反って捻る動きを、改善しないことには、再発するリスクがありますので、
自分の身体のクセ、機能的に弱いところを専門家にみてもらい、アドバイスしてもらってください。
今回は、『ダイヤゴナル』という機能的評価をお伝えします。
四つ這いの姿勢になり、腰のところにボールや物を置いてください。
腰から物が落ちないように体の姿勢をコントロールしながら、対角線の手と足を伸ばします。
20秒キープできたら、手と足を近づけて伸ばすを左右5回ずつやってみましょう!
ボールを落としてしまうなら、体幹の機能的に弱いところがあります。
是非、HUBでトレーニングしながら、パフォーマンスを上げていきましょう!!
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寺田痛みのクリニックでは
病院が監修する医学に基づいたトレーニングジムを開設しています。
健康のためにジョギングしたいけど、腰や膝が痛くて走れない方・・・
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