あなたは運動習慣がありますか?
トレーニングについて
ご閲覧いただき、ありがとうございます。
私は、静岡県浜松市にあります寺田痛みのクリニックに勤務している理学療法士の佐久間です。
普段、肩や腰などに痛みを抱えている方のリハビリや、医学に基づいたトレーニングジムHUBにて各々の目標にあわせたパーソナルトレーニングを担当しております。
当院の理学療法士は、聖隷クリストファー大学大学院にて『痛みと運動療法に関する研究』を行う痛みの理学療法の専門家です。このブログでは、痛みと運動の関係について分かりやすくお伝えしています。
今回は、運動習慣についての話題です。
このブログを見ていただいている皆様は、「運動」が「習慣」化しているでしょうか?
「運動習慣者」の定義(厚生労働省)は、「 ①週2回以上、②1回30分以上、③1年以上継続して、運動をしている者」を指します。
あなたは当てはまりましたか?
以前、慢性的な痛みに対して「運動をする」ということが、心身にとって良い効果があるという内容について掲載させていただきました。
詳細はこちら URL→運動は痛みに良いか? ~有酸素運動編~ | 浜松市の医学に基づいたスポーツジム | HUB (hub-gym.com)
運動は、「頻度(週にどのくらい行うか)」・「強度(どのくらいの強さで行うか)」・「時間(1回にどのくらいの長さを行うか)」・「種類(どのような運動を行うか)」によって規定されます。
この中で、特に重要になってくる項目が、「頻度」や「時間」です。
運動というと、どうしても「強度」をあげて行うことが重要だと思いがちではないでしょうか?
(例えば、ベンチプレスのkg数をどれだけUpできるか・・・)
それよりも、まずは運動の頻度や時間を増やした方がいいとされています。
ある研究では、同じ強度の運動の場合、週に2回よりも3回実施した方が痛みを感じにくくなると報告しています。
つまりは、「運動習慣」をつけることが大切ということが分かります。
寺田痛みのクリニックでは、理学療法を実施していただく前に、心身の様子を確認させていただくためにアンケートによる評価を実施しています。
当院のデータでは、2019年12月~2020年12月の初診患者様(102人)のうち32%の方に運動習慣がありませんでした(前述の「運動習慣者」の定義の①~③に当てはまらない方)。
患者様のおよそ3人に1人は運動習慣がないことが明らかになりました。
さらに驚くべき事に、運動習慣のない人の方が、痛みが強いことや日常生活に影響が出る傾向にあることが明らかになりました。
痛みがあっても、できる範囲の運動を継続することが重要であると改めて感じました。
まずは、週に2回くらいのウォーキングから始めてみませんか?
特別なことは必要なく、まずは「運動」を「習慣」化させることが大切です。
「習慣」の癖をつけましょう!「継続は力なり」です!
もちろん、もっと具体的な運動についてのアドバイスや、トレーニングについても
当院では実施しています。
あなたに寄り添い、身体の状態に合った無理のない運動をご提案させていただきたいと思います。
やる気はあるけど、何をしたら良いかわからない、そんな方を是非サポートさせてください!