痛みはどんな人に多いか?
トレーニングについて
ご閲覧いただき、ありがとうございます。
私は、静岡県浜松市にあります寺田痛みのクリニックに勤務している理学療法士の佐久間です。
普段、肩や腰などに痛みを抱えている方のリハビリや、医学に基づいたトレーニングジムHUBにて各々の目標にあわせたパーソナルトレーニングを担当しております。
当院の理学療法士は、聖隷クリストファー大学大学院にて『痛みと運動療法に関する研究』を行う痛みの理学療法の専門家です。このブログでは、痛みと運動の関係について分かりやすくお伝えしています。
今回は、痛みがどんな人に多くみられるかについての話題です。
「痛み」のある人は、どのような特徴があると思いますか?
おそらく多くの方が、高齢となり足腰が弱くなった方をイメージしませんか?
例を上げると、加齢による変形性関節症や脊柱管狭窄症などといった病気になる方を指します。
日本では、厚生労働省が「国民生活基礎調査」といって保健、医療、福祉、年金、所得等国民生活の基礎的事項の調査を定期的に行います。
今回は、そのデータからお話しいたします。
まず、痛みを抱えて生活している人は、国民の4~5人に1人は存在し、ここ10年ほど数に変化がありません。
日本では常に2000万人以上の痛みを持つ方がいます。
このような痛みを持つ方の詳細をみると・・・
①30~50歳代の壮年期に多い
②腰痛と肩こりが多い
③デスクワークを主とする専門職や事務・技術職に多い
という特徴があります。
意外だったでしょうか?
つまり、「痛みを持つ方は、働き盛りの比較的若い人が多い」という事です。
このブログを読んでくださっているあなたも当てはまるのではないでしょうか?
実際に病院に来院されるのは、ご年配の方ばかりの印象を受けると思います。
それは、上記に当てはまる方が、痛みを我慢していたり、仕事や育児の忙しさなどに追われているからだと予想しています。
この痛みを放っておくと、いまより酷い痛みになったり、日常生活や仕事に支障が出る可能性もあるかと思います。
痛みも、若いうちから早期発見・予防が重要な分野です。
痛みを持つ方の特徴の1つである「腰痛・肩こり」は、運動療法で痛みが改善、及び軽減するという根拠が多数報告されています。
働き盛りで痛みを抱えている方がもしいらっしゃったら、当院での治療を受けてみませんか?
痛みによって仕事のパフォーマンスが上がらない、趣味が楽しめない、日常生活に支障がある・・・
だけど、現状をより良くしたいと思っている方を当院でサポートさせていただきたいと思います!!