急性疼痛と慢性疼痛の違いは何か?
トレーニングについて
ご閲覧いただき、ありがとうございます。
私は、静岡県浜松市にあります寺田痛みのクリニックに勤務している理学療法士の佐久間です。
普段、肩や腰などに痛みを抱えている方のリハビリや、医学に基づいたトレーニングジムHUBにて各々の目標にあわせたパーソナルトレーニングを担当しております。
当院の理学療法士は、聖隷クリストファー大学大学院にて『痛みと運動療法に関する研究』を行う痛みの理学療法の専門家です。このブログでは、痛みと運動の関係について分かりやすくお伝えしています。
今回は、急性疼痛と慢性疼痛の違いについての話題です。
「痛み」にもいろいろな種類があり、原因や時間的な区分などで明確に分けられています。
簡単にご説明すると、急性疼痛は事故や転倒などによる外傷(組織損傷)があるかという事で、慢性疼痛はこの外傷が治癒しても痛みが続く場合や原因が不明瞭な事です。
急性疼痛と慢性疼痛の特徴について、簡単に表にまとめてみました。
このように、「痛み」も急性疼痛か慢性疼痛で病態が異なる事が分かります。
当然、病態が異なれば治療方針も異なります。
まず、このことをご理解いただけると幸いです。
以前は、急性疼痛の際は安静にして動かしてはいけないという事が常識でした。
現在では、本人が我慢できない痛みがある場合や手術後で再損傷のリスクのある場合などを除いて、
急性疼痛の時点から無理のない範囲で運動を行うことが疼痛を管理する上で重要です。
今は動かして良いのか、動かさない方がいいのか、
どのように動かしたら良いか、非常に迷うと思います。
一番もったいないのは「今」何も行動しないことです。
あなたが「痛み」から抜け出す一歩をお手伝いできる可能性があります。
現状をより良くしたいと思っている方を当院でサポートさせていただきたいと思います!!