運動の適切な負荷量は? ~有酸素運動編~
トレーニングについて
ご閲覧いただき、ありがとうございます。
私は、静岡県浜松市にあります寺田痛みのクリニックに勤務している理学療法士の佐久間です。
普段、肩や腰などに痛みを抱えている方のリハビリや、医学に基づいたトレーニングジムHUBにて各々の目標にあわせたパーソナルトレーニングを担当しております。
当院の理学療法士は、聖隷クリストファー大学大学院にて『痛みと運動療法に関する研究』を行う痛みの理学療法の専門家です。このブログでは、痛みと運動の関係について分かりやすくお伝えしています。
前回、運動療法、特に「有酸素運動」が重要なことについて、掲載させていただきました。
運動は痛みに良いか? ~有酸素運動編~ | 浜松市の医学に基づいたスポーツジム | HUB (hub-gym.com)
今回は、「有酸素運動」の適切な負荷量はなにかというお話です。
慢性的な痛みをお持ちの方に限った話ではないと思いますが、病気やケガを負った方の考え方の特徴に、「0か100の思考」というものがあります。
これは何かといいますと、運動で例えると「まったく何もやらない状態か」、「運動をしすぎてしまう状態」ということです。
これは、やらなさすぎることもやりすぎることも問題ということです。
三日坊主でも良くないですし、普段運動をしない方が急に10㎞ランニングすることも良くないということです。
自分に合った適切な量(軽~中程度)を、継続して続けるということが大事です。
まさに「継続は力なり」ですね。
この適切な量(軽~中程度)の負荷とはどのようなものかというと、
(220-年齢-安静1分間の脈の回数)×0.6+安静1分間の脈の回数
で計算可能です。
年齢と、自分の手首で1分間の脈の回数を計測して、入れてみましょう!
スマートウォッチで計測できる値や血圧計の計測で出てくる「心拍数」でもOKです。
例えば、50歳の方で安静1分間の脈の回数が60回の人は
(220-50-60)×0.6+60=126となります。
これは、運動時の脈の回数が1分間に126拍までの運動が良いということです。
あくまで目安ですので、この計算式以下で行う場合もありますし、計算式以上で行う場合もあります。
運動はしているのに、適切な負荷量でできているか心配な方、うまくいっているか気になる方などは是非ご相談ください。
あなたのやる気をサポートさせていただきたいと思います!